これ!今、僕の中のBabalú Aye 最高峰。
ジャケットもヤバいですね〜。iTunesで視聴出来ます。
元Yoruba Andaboのダンサー、マエストロHéctor Oviedo氏が2013年10月に来日されてたんですが
その時に僕は彼のプライベートレッスンを受けました。
そのマエストロに教わりたい事は山ほどあったんですが、時間などの都合で1回しか受けれませんでした。
その貴重な1回のレッスンで何を教わるか、散々迷ったんですが、僕の中でやっぱりHéctorと言えばBabalú Aye!!
って事でBabalú Ayeを教えてもらいました。
そのレッスンでマエストロが使った曲がこのアルバムの3曲目。
僕のつたないスペイン語で、誰これって聞くとこのBabalú Ayeはめっちゃ良い、ちゃん理解の深い人たちが演奏してるって言ってました(多分あってる)
それで、iTunesで探したら見つかりました。
うーん、あらためてやっぱりめっちゃ良い!
Babalú AyeはSanteriaのオリシャ(聖人)の1人で病気のオリシャで、Yorubaを追放されAraráの王となります。
2003年キューバ留学中の12月17日Babalú Ayeの日(San Lázaroの日)、そのFiestaにキューバ留学中散々お世話になった先輩パーカッショニスト”IZUPON”さんに連れて行ってもらいました。
僕は連れて行ってもらってて、自分で地図も見なかったので場所とか忘れちゃったんですが、ハバナの山を登っていった所にある教会。もう、結構前の事で記憶が怪しいかも。
そのFiestaでは、病気を治したい人や、誰かの病気を治したい人達がその教会までの道のりを苦行して進んでいました。
その人たちはBabalú Ayeに扮し、匍匐前進(ホフクゼンシン)や、脚に重りをつけたり、脚が不自由な人が車椅子から降りて這って進んだりしていました。
もう死ぬ寸前か、もしくは死んでしまっている犬を抱え膝歩き(これめっちゃキツい)しながら泣いてる人が居て、その人は感極まってか、痛みのせいでか、次の1歩がなかなか踏めず、叫んでいて、もらい泣しそうになりました。(ま、ちょっと泣いてましたけど)
そして、その教会の周りにはエイズ患者の施設があったり、普段、陽気なキューバの雰囲気とは全然違う感じで何か、考えさせられるというか衝撃でした。